(第19回)ママの心配事⑩~イヤイヤ期、魔の2歳児~
“ 今日のすくすく赤ちゃん ” の紹介は、コラムの最後に登場です♥
前回のコラムでは、ママの心配事として、赤ちゃんの泣き方(黄昏泣き、ギャン泣き、夜泣き)について考えてきました。
「赤ちゃんは泣くのが仕事」と、昔からよくいわれています。
言葉をうまく話せない赤ちゃんは泣くことでしか自分の感情を伝えられません。
しかし、成長するに従い泣くだけでなく、言葉も少しずつ使うようになっていきます。
そんな時、次に育児ママを悩ませ、心配させるのが、赤ちゃんの“イヤイヤ期”、そして迎える“魔の2歳児”です。
そこで、今回は赤ちゃんのイヤイヤ期、魔の2歳児について、考えていきたいと思います。
イヤイヤ期とは?
一般的には“第一次反抗期”といわれています。
1歳半~3歳の頃にピークを迎え、4~5歳になる頃には落ち着いてきます。
イヤイヤ期は、それまでは、周囲の大人から与えられるものをそのまま受け入れていた赤ちゃんが徐々に、自分の感情を表現し始めるようになり、周囲の大人と意見がぶつかりあうようになる時期です。
服を着せようとしても、イヤイヤ(自分で着る)
ご飯を準備しても、イヤイヤ(これは食べたくない)
お外へ出かけたら、イヤイヤ(まだ、帰りたくない)
出てくる言葉の多くが「イヤイヤ」なので、この時期は“イヤイヤ期”といわれています。
他にも、
スーパーへ行くと、これが欲しいと駄々をこねる
何かをしようとすると、自分がすると言って、頑として引かない
といった、自分の欲求を全面的に出してくるようになります。
赤ちゃんの時は、夜泣きもしない、にこやかな子だったのに・・・と、イヤイヤ期を迎えたお子さんを前にして、戸惑うママも多いのではないでしょうか。
魔の2歳児とは?
第一次反抗期のピークである2歳児のことをいいます。
身体も大きく成長し、自我が芽生え、自立心も出てくるこの時期は、イヤイヤ期も最高潮。
このくらいの年齢のお子さんがスーパーや路上等で、床に転がってまでも駄々をこねている姿を目にすることも多いのではないでしょうか。
この時期のお子さんの平均体重は10kgを超えるようになり、駄々をこねている我が子を起こそうとするママも相当な体力を要します。
知能も発達し、自分が伝えたいことを少しずつ言葉で表現できるようになるので、イヤな事はイヤ、したい事はしたいと言葉での自己主張も増えていきます。
反面、まだ伝えたいことがうまく伝えられずに、そのもどかしさからイライラし、ギャン泣き(大泣き)したりもします。
お子さんが全身で自分の感情、主張を押し出してくるこの時期は、ママを心身共に疲れさせ、イライラさせる“ママのイライラ期”でもあります。
ママのイライラ期?!
お子さんのイヤイヤ期は、ママのイライラを加速させる“イライラ期”でもあります。
何を言っても、イヤイヤ。何をしても、イヤイヤ。毎日、毎日、一生懸命に世話を焼いているママには「大嫌い」と言うのに、たまに会うおじいちゃんやおばあちゃんには「大好き」と言ってニッコリ笑顔。ママがイライラするのは仕方ありません。
特に、ギャン泣きしながら、地面や床に転がってジタバタ。時には物を投げたり、ママの腕を噛んだり・・・そんなお子さんの疳癪が毎日続くとなると、ママもイライラ、うんざりするのは当たり前です。
癇癪は昔から疳の虫の仕業とよくいわれてきました。
疳の虫については、更に詳しくこちらでお話させて頂いています。
突然の夜泣き?!
一般的に夜泣きは1歳を過ぎるころから少しずつおさまってくるといわれていますが、2歳頃まで夜泣きが続いてしまう場合があります。
また、それまでは夜泣きをしなかったのに、この時期から夜泣きをし始める場合もあります。
2歳頃の夜泣きの原因とは?
原因1 体内時計の乱れによる夜泣き
2歳頃からは一度の睡眠で長い時間眠れるようになります。睡眠の質が大人に近づいてきますが、まだ(ノンレム睡眠とレム睡眠の)睡眠周期は大人より短くなっています。
また、朝起きて夜眠るという体内時計が整い始める頃でもあります。
夜更かしなどで体内時計が乱れることにより、眠りが浅くなり夜泣きに繋がると考えられます。
原因2 精神的ショックによる夜泣き
お子さんの記憶の中に焼き付いた「恐いもの」「驚いたこと」が夢で現れ、夜泣きをするといわれています。
昼間に思うようにママに甘えられなかったことへの不安でグズグズと泣き出すこともあります。
ここで、注意!!
夜泣きと間違われるものに「夜驚症」があります。
夜驚症とは、夜中に突然目を覚まして、(恐怖感と共に)激しく泣き叫ぶ状態をいいます。
夜泣きと違うのは、夜泣きの場合は部屋の電気を点けたり、ママが声をかける、抱き上げる等すればお子さんの目が覚め、泣き方も穏やかになりますが、夜驚症の場合は一定時間、ひたすらに泣き叫び続けます。その後、何もなかったかのように再び眠ります。
イヤイヤ期、魔の2歳児の対処法
イヤイヤ期、魔の2歳児への対処法はお子さんの性格、各ご家庭のしつけへの考え方もあり、様々です。これが、正解というものはありません。
ただ、そんな中でも1番大切なことがあります。
ママがイライラしない
お子さんはママのイライラに敏感です。
イヤイヤ期にママがイライラで対応していては、延々とぶつかり合うだけです。
お子さんがイヤイヤ期を迎え、育児がつくづく嫌になったという先輩ママ達はたくさんいます。
イライラを乗り越えるために・・・
例えば、育児ママのイライラの原因の1つである「時間」
ママは育児だけでなく、家事もしたいし、自分の事もしたい。時間はいくらあっても足りないでしょう。そんな中でのお子さんのイヤイヤ。
そんな時は、昼食や夕食をテイクアウトにして、家事の時間を短縮。少しでも時間に余裕を持つことが出来れば、お子さんの「自分で着る!」にも、イライラせずに見守ることが出来るかもしれません。
そうは言っても、日々の育児は大変です。
そんなママへ
お子さんのイヤイヤ期、魔の2歳児への対応は、育児ママの腕の見せ所かもしれません。
ただ、日常生活の中ではいろいろな事が起きます。育児だけに専念していられない場合も多くあると思います。
お仕事をしているママなら尚更です。
そんなときには、生薬から出来たお薬「ひやきおーがん」です。
赤ちゃんのお薬「ひやきおーがん」について
これまで、この育児コラムでは、赤ちゃんのいろいろな症状に対する「ひやきおーがん」の働きをお知らせしてきました。
「ひやきおーがん」は夜泣きのお薬というイメージをお持ちのママが多いと思いますが、効能・効果は「小児の神経質、夜なき、かんむし、ひきつけ、かぜひき、かぜの熱、ねびえ(寝冷え)、下痢、消化不良、乳はき(吐乳)、食欲不振、胃腸虚弱」と様々です。
しかも、1歳未満の赤ちゃんも服用できます。
「ひやきおーがん」は東洋医学の考えに基づき、心身(五疳)のバランスを整えることで、赤ちゃんの体質(夜泣き、疳の虫等)を改善するお手伝いをします。
また、「ひやきおーがん」シリーズの中の「ひやきおーがん特撰金粒」は、大人も服用できます。
「ひやきおーがん特撰金粒」の詳細については、こちらをご覧下さい。
「ひやきおーがん特撰金粒」は、赤ちゃんだけでなく、ママの心身のバランスを整えるお手伝いをするお薬です。
お子さんのイヤイヤ期は、自主性、自己主張の現れであり、お子さんが着実に成長しているという喜ばしい証なのですが、なかなかそうとは思えないのが現実です。
ただ、イヤイヤ期は必ず終わります。その時期がくるまでは、ママは大変ですが、お子さんのイヤイヤ期にイライラしないように接してあげてください。
次回は、今回のコラムにも出てきた、夜泣きと間違いやすい「夜驚症」について、考えていきたいと思います。
…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!
【 “今日のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】
千葉県の美咲ちゃん
(2016年4月生まれ、身長63cm、体重6.5kg)
~ママからのメッセージ~
久しぶりの赤ちゃん登場に親戚や近所の方に沢山可愛がって頂いてます。人が大好きでお名前を呼ばれると手を挙げて応えます。よく食べてよく遊んでよく寝る。9ヶ月になる今まで熱も出さない健康な子です。
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筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長