(第70回)お子さんの薬について③~薬の飲ませ方①~&夜泣き大賞

 

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” の紹介は、コラムの最後に登場です

 

 

 

2月も中旬を過ぎ、寒さは少し和らいできたでしょうか。

 

 

 

国立感染症研究所が14日に発表した調査によると、2018年第6週(2月5日~2月11日)の定点当たりの患者報告数は45.38人(患者報告数223,928人)となり、前週の定点当たりの患者報告数54.33人よりも減少しました。

 

 

 

ようやくインフルエンザの猛威も落ち着きつつあるようです。

少しずつではありますが春が近づいてきていることが実感できますね(^^)

 

 

 

春といえば・・・ここで、お知らせです。

 

4月7日は何の日かご存知でしょうか?

 

 

 

・・・4月7日は夜泣き改善の日です!!

 

 

 

樋屋製薬株式会社は「ひや・きおーがん」の効能効果のひとつである「夜泣き」にちなみ、毎年4月7日を「夜泣き改善の日」と定め、昨年、日本記念日協会より認定を受けました。

 

 

 

そこで、この4月7日を迎えるにあたり、<夜泣き大賞>と称し、育児ママの夜泣きエピソードを募集しております(協力:生薬ままくらぶ)

 

 

 

下記のリンクにて、アンケートとエピソードを送信頂ければ、応募となります。

 

〇夜泣き大賞:1名様
賞品:下記応募リンク先の最後に掲載しております。ご参照ください。

 

〇その他副賞:10名様
賞品:茅乃舎だしセット(予定)

 

〇アンケートの最後のクイズに正解された方の中から10名様にクオカード(500円分)が当たります!!

 

 

応募期間:

~2018年3月17日(土)24:00まで

 

 

応募方法:

スマートフォン・パソコンで下記の応募リンク先のアンケートに答えて頂き、送信してください。↓↓↓

https://docs.google.com/…/1FAIpQLSfBeFNvu0ck7ztlu…/viewform…

 

 

 

応募時に、保護者様のお名前・郵便番号・ご住所、エピソード(500文字以内、短くてもOKです)、ホームページ掲載用のお名前(お子様のお名前やイニシャル等でも可)を必ずご記入ください。

 

 

審査と発表:

生薬ままくらぶスタッフにて審査を行い、発表は2018年4月7日(土)に「ひや・きおーがん育児コラム」内にて行います。

 

 

 

応募方法をご確認の上、皆様、奮ってご応募下さい!

 

 

 

さて、今回の育児コラムは、お子さんへの薬の飲ませ方として、まずは“薬を服用する”の基本について考えていきます。

 

 

 

 

薬を飲むタイミング

 

【食前】

 

一般的に食事をする1時間~30分前のことです。

 

 

食べ物により吸収が悪くなる薬や胃酸の影響を受けやすい薬などは食前服用となります。糖尿病のように食事をすることで症状(高血糖)が出るものの場合、薬は食前に服用します。(他には、食事の後の吐き気を抑える薬や胃の調子を整える食欲増進薬など)

 

 

 

 

【食間】

 

食事と食事の間を指し、食事の約2時間後のことです。

 

 

空腹の状態の方が吸収の良い薬などは食間服用となります。胃の粘膜を保護する薬なども食間に服用します。

 

 

 

 

【食後】

 

一般的に食事が終わった後、30分以内のことです。

 

 

食べ物と一緒の方が吸収が良くなる薬や空腹時だと胃に負担をかけやすい薬などは食後服用となります。食事の影響を受けない薬については、飲み忘れを防ぐために食後服用とされる場合があります。

 

 

 

 

 

【頓服(とんぷく)】

 

食後などの決まった時間ではなく、発作時や症状のひどいときなどに薬を服用することです。薬によって、1日に服用できる回数、次の服用までの時間の間隔などが違います。お医者様又は薬剤師の指示に従って服用しましょう。

 

 

 

 

その他にも、食直前(食事の直前)、食直後(食事の後すぐ)、就寝前など薬により服用時間はさまざまです。服用時間にはそれぞれ理由があります。正しく薬を使用するために、服用時間は守りましょう。

 

 

 

ここで、注意!!

 

食後服用となっている薬だから、食事をしなかったから飲まなくて良い?!

 

・・・ではありません。

 

薬は1日の中で決められた回数を服用することで効果が出たり、それが持続したりします。食事をしなかったから薬を飲まないのではなく、お煎餅やクッキー、プリンなど少しでも胃に入れてから薬を飲めば、食後に近い状態になります。

 

 

尚、糖尿病の薬の場合、食前となっていますが、薬を服用後、食事をせずにいると血糖値が下がり過ぎるので注意が必要です。

 

 

 

薬を飲み忘れたから、次に2回分飲めば良い?!

 

・・・ではありません。

 

薬の1回の服用量は体に負担のないように考えられています。それを倍量服用すると、効果を増すどころか、かえって副作用の出る原因になる可能性があります。

 

 

 

 

 

薬は水と一緒に飲む

 

薬と水を一緒に飲むのは、薬を飲みやすくするためだと思われている方も多いと思います。

 

 

 

実はそれだけではありません。薬が効果を十分に発揮するためには、水に溶け、吸収されなければなりません。水と一緒に服用することで、胃の中で薬が溶け、吸収されやすい形に変わるのです。

 

 

 

一般的に飲み薬はコップ1杯(約200cc)の水又はぬるま湯で飲むことで、効果が発揮できるようになっています。少量の水の服用ではコップ1杯の水で服用するよりも薬の吸収が悪くなる場合もあります。

 

 

 

【清涼飲料水の場合】

 

ジュースや牛乳と一緒に薬を服用すると、薬の成分が飲み物の成分と作用しあって予期しない症状を引き起こす場合があります。また、薬の吸収が遅くなったり、悪くなったりして効果が弱まる場合もあります。

 

 

 

 

【特にグレープフルーツジュースの場合】

 

血圧を下げる薬(一部のカルシウム拮抗薬)をグレープフルーツジュースで服用すると、薬の作用が強く出てしまうことがあります。これはグレープフルーツに含まれるフラノクマリンという成分により引き起こされる作用です。

 

 

そのため、この薬を服用している間はグレープフルーツジュースだけでなく、グレープフルーツをそのまま食べても同じ作用が起こってしまうことがあります。

 

 

 

 

【アルコールの場合】

 

アルコールを飲んだ時の作用(眠くなるなど)と同じ作用を持つ精神安定剤や睡眠薬などはアルコールと一緒に服用すると作用が強くなる傾向があります。他にもアルコールと一緒に服用することで、症状を悪化させてしまう薬もありますので、薬はアルコールと一緒に服用しないようにしてください。

 

 

 

 

【コーヒーの場合】

 

コーヒーなどのカフェインを含んだ飲み物は一部の頭痛薬やかぜ薬、鼻炎薬などのカフェインを配合している薬と一緒に服用するとカフェインの過剰摂取になる可能性があります。

 

 

ここで、ポイント!!

 

ドラッグストアなどで目にするエナジードリンクにもカフェインが含まれているものがあります。カフェインの過剰摂取は社会問題にもなりつつありますので、注意しましょう。

 

 

 

ここで、注意!!

 

薬を飲みたいけど水が手元にない、水と一緒に飲むのが面倒だといった理由で錠剤やカプセル剤を水なしで飲み込む方もおられると思います。

 

 

このよう服用の仕方をすると、胃の中で薬は溶けにくくなり、薬の効果が遅くなったり、弱くなったりします。また、水なしで飲み込むことにより、薬が食道に引っかかったり、粘膜に直接付着したりして、薬がその場で溶けてしまうことで食道炎などの症状を引き起こす場合もあります。

 

 

薬を服用するときは必ず水と一緒に飲むようにしましょう。

 

 

 

次回も引き続き、“お子さんの薬の飲ませ方”について考えてみたいと思います。

今回も、最後までお付き合い頂き、誠に有難うございました!

 

 

 

“今日のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】

 

 

兵庫県の日葵ちゃん

(2017年7月生まれ、身長63cm、体重7kg)

 

 

~ママからのメッセージ~

夏の暑い日に生まれてすくすく成長中です!!ひまわりのようにみんなを笑顔にしてくれます。お話もたくさんして元気いっぱい!!これからの成長をみんなとっても楽しみにしてるよ。ぐんぐん大きくなってね。

 

 

 

 

 

《お知らせ》

現在、このコラムに登場してくれる3歳くらいまでの「すくすく赤ちゃん」、小学6年生までの「すこやかキッズ」を募集中です!

詳細はこちらをクリックしてください↓↓↓

 

「すくすく赤ちゃん」「すこやかキッズ」募集中!

 

たくさんの赤ちゃん、キッズの応募をお待ちしております!

 

 

 

 

 

 

筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長