(第81回)梅雨の健康的な過ごし方について①

 

 

 

今回は、2000年代の“あの頃のすくすく赤ちゃん”です!

“あの頃のすくすく赤ちゃん” の紹介は、コラムの最後に登場です。

今回は赤ちゃんの成長過程がよくわかりますよ。最後まで是非、ご覧ください(^^)

 

 

 

尚、 “あの頃の・・・” 企画は今回で一旦、終了です。

次回からは、これまでの「すくすく赤ちゃん」、「すこやかキッズ」が再開です。

 

 

 

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気象庁によると、奄美地方は7日、沖縄地方は8日にそれぞれ梅雨入りしました。

 

 

 

梅雨の時期は大雨による災害が発生しやすくなります。また、雨や曇りの日が多くなることで、日々の生活等にも影響が出ます。

 

 

 

梅雨の時期になると、身体の不調を感じる方も多いのではないでしょうか?

特に、普段から血行が悪く、水分代謝が悪い(むくみやすいなど)方は注意が必要な時期です。

 

 

 

そこで、今回からは東洋医学の視点も交えて、梅雨の過ごし方について考えていきたいと思います。

 

 

 

 

 

梅雨とは

 

 

春から夏に移行する過程で、その前後の時期と比べて雨が多くなり、日照が少なくなる季節現象をいいます。

 

 

梅雨は日本だけでなく、中国中部・南部、台湾、朝鮮半島でもみられます。

 

 

ここで、ポイント!!

 

 

日本の中でも梅雨のない地域があります。

北海道と小笠原諸島です。

 

 

 

北海道は北上した梅雨前線が北海道に到達する頃には勢力が衰え、北上する速度も速くなり雨が長く続かないため、梅雨がないと考えられています(ただし、その年によっては、梅雨のような天気になり、大雨になることがあります。この状態は“えぞ梅雨”と呼ばれています)

 

 

 

小笠原諸島は5月中旬から6月上旬にかけて、太平洋高気圧の影響を強く受けるため、雨が長く続かない場合が多く、梅雨がないと考えられています。

 

 

 

 

 

 

梅雨に体調が悪くなる原因は?

 

 

梅雨の時期になると身体の不調を感じる方は多くおられると思います。

体がだるい、腰が痛い、膝が痛い、足がむくむなど、さまざまな症状があります。

 

 

 

東洋医学では、その原因となっているものを“湿(邪)”と考えています。

 

 

 

 

 

 

東洋医学の視点からの“湿(邪)”

 

 

東洋医学では病気の原因を体外からの原因である「外感」と体内からの原因である「内傷」に分類しています。

 

 

 

「外感」の中には自然の気象によりもたらされる病気として、「六淫(りくいん)」があります。これは、1年間の季節の流れの中で起こる自然の気象である風、寒、暑、湿、燥、火(熱)が体外から襲うことによって発生する病気のことをいいます。

 

 

 

この六淫の中の“湿”は季節の分類では“土用”(各季節にあり、季節の変わり目をいいます)と関係が深く、日本では特に湿度の高い時期(梅雨)と関係が深いと考えられています。

 

 

 

 

 

 

東洋医学の視点からの湿の特性

 

 

東洋医学では、湿は「重濁(重い、汚く濁る)、粘滞(どろどろ)、停滞」の性質を持つと考えられています。

 

 

 

【重濁(重い、汚く濁る)】

 

身体には非常に多くの水分が含まれています。その中で身体に必要な水分は清らかで精微な液であり、それが汚く濁ってしまうと身体に悪い影響を及ぼします。この汚く濁ったものが湿と考えられています。

 

 

 

この湿には「汚く、濁る」の他に「重い」という性質もあります。

体が重だるい、手足が重だるい、頭が重いなどの症状は湿の性質によりあらわれると考えられています。

 

 

 

【粘滞(どろどろ)】

 

湿は濁ると粘着性が強くなると考えられており、湿により、分泌物や排泄物がべとつくといった症状があらわれます。

 

 

 

 

【停滞】

 

湿は重濁で粘着性の性質があるため、臓腑経絡中に停滞しやすく、湿が経絡(体のエネルギー(気、血)の通り道)に停滞すると、神経痛や関節痛の原因となります。臓腑中に停滞すると、特に五臓の“脾”(ここでは、簡単に“胃腸”と考えてください)の働きを低下させます。

 

 

食欲がおちる、お腹がつかえる、嘔吐などといった症状があらわれます。

 

 

 

その他に、湿は身体の下部に影響を及ぼしやすく、四肢のむくみは湿によってあらわれる症状と考えられています。

 

 

また、湿には体の外の湿(外湿)と体の中の湿(内湿)があります。

 

 

 

【外湿】

 

梅雨など湿気の多い時期は外から体内に湿が入り込みやすく、それにより様々な身体の不調があらわれます。

 

 

 

【内湿】

 

食べ物を消化、吸収し、栄養や水分を全身に運ぶと同時に、体内の水分代謝を管理する働きを持つ脾・胃の機能が低下すると体内に湿を生じやすくなります。

 

 

 

では、このような“湿”にどのように対応すれば良いのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

外湿への対応

 

換気をする

 

梅雨の晴れ間には室内の空気を入れ替えましょう。また、押し入れやクローゼットなどの風通しの悪い場所は時々、扉を開けて中に空気がこもらないようにしましょう。

 

 

 

湿気を取り除く

 

布団やタオルなどはよく乾燥しましょう。天日干しが無理な場合は、乾燥機を使用するなどして、中に溜まった湿気を取り除きましょう。

 

 

 

湿気を入れない

 

濡れた傘や靴などはよく乾燥してから収納するようにしましょう。また、濡れた衣服を室内で干す場合は除湿機を使用するなどして、室内に湿気が溜まらないようにしましょう。

 

 

 

 

内湿への対応

 

汗をかく

 

体内の湿を追い出すために汗をかきましょう。

 

 

ランニングなどの激しい運動ではなく、ウォーキングや室内でのストレッチなどの軽い運動で汗をかくようにしましょう。また、お風呂の際にはシャワーだけでなく、湯船に浸かり、半身浴などで汗をかくようにしましょう。ぬるめのお湯でゆったりと半身浴がおススメです。

 

 

ここで、注意!!

 

汗をかいた後、汗で湿った衣服を着続けていると、却って湿を受けやすくなります。汗をかいた時には早めに衣服を着替えましょう。また、下着などは清潔にし、通気性の良いものを選びましょう。

 

 

 

体を冷やさない

 

五臓の中でも脾・胃は冷えに弱い臓腑です。脾は四肢と関係が深く、手足の冷えは脾からくるとも考えられています。

 

 

気温が高くなるとついつい冷たい食べ物や飲み物を摂りたくなります。梅雨の時期の冷たい物の食べ過ぎ、飲み過ぎには注意が必要です。

 

 

最近では、コンビニエンスストアでも一部のペットボトルを常温で販売している店舗も多くあります。冷蔵庫でキンキンに冷えたものではなく、出来るだけ常温のものを飲むように心掛けましょう。

 

 

また、エアコンなど室内の温度調節にも気をつけましょう。腰、足は特に冷えやすい部分です。ひざ掛け、靴下などで冷えないように気をつけましょう。

 

 

 

水分を摂り過ぎない

 

水分を多量に摂ることで体内に余分な水分が溜まり、湿となります。

また、食事前、食事中の水分摂取は適量にしましょう。食事前や食事中に水を多く飲むと消化液が薄まり、消化吸収能力が弱まるため胃に負担がかかります。

 

 

 

 

ここで、疑問?? 水分はたくさん摂った方が良い??

 

 

西洋医学では、「水分はたくさん摂った方が良い」、「1日2リットル以上は飲まないといけない」といった話を耳にされたことがある方は多くいらっしゃると思います。

 

 

 

本当に、水分はたくさん摂った方が良いのでしょうか?

 

 

次回は、この疑問について考えていきたいと思います。

今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!

 

 

 

“あの頃のすくすく赤ちゃん” のご紹介です】

 

 

~写真の思い出~

初めてのお座りです。4カ月です(写真は2003年撮影)

 

 

 

1才のお誕生日にお餅を背負いました(写真は2004年撮影)

 

 

 

お兄ちゃんと一緒のお雛祭りです(写真は2005年撮影)

 

 

可愛らしい女の子の赤ちゃんが年々、成長していく過程がよくわかります(^^)

お子さんの成長は早いですね!この素敵なご兄妹は今ではお兄ちゃんは高校生、妹さんは中学生となって、それぞれ学校生活を頑張っているそうです(^^)

 

 

 

 

2000年代の世界での出来事

 

EUの通貨をユーロに統合(2002年)

SARSがアジアを中心に世界的に大流行(2003年)

リーマン・ショック(2008年)

新型インフルエンザが世界的に大流行(2009年)

 

 

2000年代の日本での出来事

 

コンピュータ2000年問題(2000年)

2000円札発行(2000年)

FIFAワールドカップ・日韓大会開催(2002年)

日本の人口が戦後初めて減少する(2005年)

裁判員制度開始(2009年)

 

 

 

 

 

 

 

筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長