(第5回)赤ちゃんの夜泣きに悩むママへ…ママのイライラの原因は?!
赤ちゃんの夜泣きに悩むママ。ママの悩みを解決するためには、一体どうすればいいのでしょうか。
たくさんの新米ママが出産前、インターネットや育児書等で育児について、赤ちゃんの夜泣きについて勉強していたと思います。赤ちゃんの夜泣きに対する心構えはあったでしょうが、実際に出産を経験し、育児がスタート。そして、始まった赤ちゃんの夜泣きは…想像以上ではないでしょうか?
もちろん、夜泣きをしない赤ちゃんもいますが、多くの赤ちゃんは少なからず夜泣きをしています。その赤ちゃんの夜泣きも「顔を真っ赤にして力いっぱい泣く夜泣き」、「声は小さくただただ弱しく泣き続ける夜泣き」と夜泣きの原因により様々です。
毎晩、毎晩続く赤ちゃんの夜泣き。夜泣きに付き合うママには大変な悩みです。
これまで、このコラムでは、赤ちゃんの夜泣きについて、赤ちゃんを中心に夜泣きの原因や夜泣きの対策について考えてきました。(「第3回“原因のない夜泣き”にも原因はある?!」「第4回夜泣きにサヨナラ!原因別、赤ちゃんの夜泣き対策」をご覧ください)
今回は赤ちゃんの夜泣きについて、夜泣きの悩みを抱えているママを中心に考えてみましょう。
赤ちゃんの夜泣きに対するママの悩みは何でしょうか。
赤ちゃんの夜泣きが始まると、ママは一生懸命赤ちゃんをあやします。しかし、ママがいくら頑張っても赤ちゃんの夜泣きは止まりません。そんな時、「どうして泣き止まないの!」と、ついイライラ。
「どうしてこんなにイライラするのだろう…」と心の中に悩みを抱えているママは多いのではないかと思います。
そこで、まずは、赤ちゃんの夜泣きが引き起こすママの悩み“イライラ”の原因を考えていきましょう。
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)を東洋医学の視点から見てみましょう
赤ちゃんの夜泣きが始まると、イライラしてしまうママ。このママのイライラは赤ちゃんの夜泣きだけが原因なのでしょうか?
実は、そこには、女性だからこその心と体の変化があります。
東洋医学では、人間の身体は「気(き)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つの要素から構成されていると考えられています。それぞれの働きは、
気…生命を維持する(エネルギー)
血…全身に栄養を供給し、潤す。精神活動を司る。
水…全身を潤す(体内の正常な水分)
これらの3つの要素がバランス良く働くことで、人間は日々の身体活動を行っています。
ただ、この3つの要素のバランスが崩れ、何か1つでも不足したり、過剰になったりすると、それによる症状が身体にあらわれます。
赤ちゃんの夜泣きでイライラしているママの“3つの要素”のバランスはどうなっているのでしょうか。
《ポイント1》ママは出産時に、大量の「血」を消耗しています。
《ポイント2》授乳中のママは常に「血」と「気」を消耗しています。
→ママのお乳(母乳)は「血」と「気」から作られているためです。
《ポイント3》月経(生理)が再開したママは、毎月、「血」を消耗します。
→妊娠中は止まっていた月経(生理)も個人差はありますが、出産後、数か月~1年が経つ頃には再開するママが多いようです。
これらを合わせてみると、育児中のママは「血が不足している」(東洋医学では「血虚(けっきょ)」と言います)状態である場合が多いのではないかと考えられます。
精神活動を司る「血」が不足しているのです。
夜泣きが始まるとママが感じるイライラは、赤ちゃんの夜泣きだけが原因ではないのかもしれません。
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)は、東洋医学ではこのようにして起こると考えます
では、赤ちゃんの夜泣きでママが感じるイライラの原因である「血の不足」はどうして起こるのでしょうか。
東洋医学で考える五臓(肝・心・脾・肺・腎)の中で、「血」に大きく関係しているものが「肝」です。(ここでは、五臓の詳しい説明は省略します)
この「肝」の働きの中に「肝は血を蔵す」とあり、「肝は血を貯蔵し、必要に応じて全身の各部位に供給し、消費する」と考えられています。
この「肝」が「血」を貯蔵するタイミングは睡眠時です。眠っていなくても、横になって休んでいるだけでも構いません。この時、「肝」に「血」が貯蔵されます。
ということは、1日中、育児と家事で動き回っているママ、赤ちゃんの夜泣きでなかなか睡眠がとれないママの「肝」には「血」を貯蔵するタイミングが少ないのです。貯蔵する「血」が少なければ「肝」は「血」を全身に十分に供給することが出来ません。
これにより、ママの「血の不足」が起きるのだと考えられます。
つまり、赤ちゃんの夜泣きでイライラしているママに必要なのは、「肝」が「血」を貯蔵するための“睡眠”なのです。
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)の対策は“睡眠”です
ママも「眠れるものなら眠りたい!」と思っていますよね。思っていても眠れないのが育児であり、赤ちゃんの夜泣きです。それでも思い切って眠ってみませんか?赤ちゃんが夜泣きしている時はとうてい無理ですが、赤ちゃんがお昼寝している時はどうでしょうか。
赤ちゃんのお昼寝中、ママはどうしていますか?
今だとばかりに、洗濯や掃除等、家事で動き回っていませんか?
これでは、ママはいつまでも休めません。赤ちゃんの夜泣きで感じるイライラの対策として、お昼寝してみてはどうでしょうか。
日々の育児、赤ちゃんの夜泣きで疲れているママは、お昼寝でついついぐっすり眠ってしまうかもしれません。「その間に赤ちゃんに何かあったらどうしよう」と心配になるママもおられると思います。
そんな時は、赤ちゃんがベビーベッドから落ちてしまわないように柵をしっかり確認、赤ちゃんに掛けておいたブランケット等が顔を覆って窒息しないように、スワドル(おくるみ)やスリーパー(スリーピングバッグ)を使用する等、赤ちゃんの安全に気を付ければ、ママも安心してお昼寝できるのではないでしょうか。
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)には“睡眠”が1番とはわかっていても、それが出来ないのが夜泣きに悩む育児ママです。そんなママには、こんな必殺技?!をお教えします。
それでもやはり、赤ちゃんと一緒にお昼寝することが出来ないママ。
仕事で疲れて帰ってくるパパのために家事もきちんとしたい頑張り屋さんのママ。
何より、お仕事をしているママには、そもそもお昼寝する時間なんてありません。
ここで、東洋医学にはこんな考えがあります。
「母子同服(ぼしどうふく)」、この言葉をご存じですか?
「母子同服」とは簡単に言うと、「母と子が同じ薬を飲むことにより、効果があらわれる」という考えです。
1555年、中国の明の時代に書かれた小児科専門書である「保嬰撮要(ほえいさつよう)」の中に、抑肝散という漢方薬の服用に際して、母子同服の記載があります。又、同じ明の時代の「万病回春(まんびょうかいしゅん)」にも母子同服の記載があります。
現代でも東洋医学のお医者様の中には、この母子同服を用いて治療をされている方々もおられるようです。
460年以上も前から、東洋医学では母と子の繋がりは大切なものだと考えられていたのです。その頃から赤ちゃんの夜泣きはあったのでしょうか??
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)には、赤ちゃんもママも飲めるお薬「ひやきおーがん【特撰金粒】」です。
夜泣きする赤ちゃんも飲める、夜泣きでイライラしているママも飲める…そんなお薬はあるのでしょうか。
ここで、「ひやきおーがん【特撰金粒】」の出番です。
「ひやきおーがん【特撰金粒】」の用法・用量を見てみると、そこには「1才未満~16才以上」という年齢表記があります。
(詳細はこちらをご覧ください→https://hiyakiogan.co.jp/products/樋屋奇応丸-特撰金粒/)
「ひやきおーがん【特撰金粒】」は成人の服用が認められています。つまり、赤ちゃんからママまで飲めるお薬が「ひやきおーがん【特撰金粒】」なのです。
「ひやきおーがん」は、これまでのコラムの中でお話ししたように、“心身のバランスを整える”お薬です。「ひやきおーがん【特撰金粒】」は、夜泣きをする赤ちゃんだけでなく、ママの心身のバランスを整えるお薬でもあるのです。
「ひやきおーがん【特撰金粒】」は心身のバランスが崩れた赤ちゃんの夜泣きを改善し、赤ちゃんの夜泣きで心身のバランスが崩れてしまったママもお助けします。
夜泣きに対するママの悩み(イライラ)を解決できるのは、ママ自身の笑顔です。
赤ちゃんの夜泣きで感じるママのイライラの原因は、ママ自身の心身のバランスの崩れです。
ママの心身のバランスの崩れは赤ちゃんの夜泣きだけが原因ではありません。
ママが女性として生きていく中で、どうしても回避することができない現象です。
そして、赤ちゃんの夜泣きは赤ちゃんが成長する過程の中で自然に起こる現象です。
ですから、ママは決して、夜泣きしている赤ちゃんを責めたりしないでください。そして、赤ちゃんの夜泣きにイライラしている自分自身を責めたりしないでください。
夜泣きの後、赤ちゃんの可愛い寝顔を見て、イライラしてしまった自分を責めないでください。
赤ちゃんにとって、ママはかけがえのない存在です。ママの優しい笑顔と温かいスキンシップは赤ちゃんにとって何よりの幸せです。
赤ちゃんの夜泣きに笑顔で接することは、日々の育児、夜泣きで疲れているママには大変なことだと思います。
そんな赤ちゃんの夜泣きで悩むママの笑顔がなくなってしまわないように、「ひやきおーがん【特撰金粒】」は育児に奮闘するママを応援しています。
次回は赤ちゃんの夜泣きに関する悩み、疑問である<抱き癖>について考えていきたいと思います。
…今回も、最後までお付き合い頂き誠に有難うございました!
筆者プロフィール:樋屋製薬株式会社 薬剤師/大阪家庭薬協会 品質部会副部会長