発熱

熱性けいれん

1才の男児。3種混合の1期、2回目を終わって3日後に発熱し、38.2度の熱が出て、しばらくしてガタガタと震え両目とも上を向いて手足が硬直した。約1分後、しゃっくりをした拍子に戻った。解熱剤を与えても38・39度の熱が6・7時間続き、翌日は36.5度になる。熱性けいれんは育児書で読む限り問題はないと思いますが、脳波等をとらずに放置してもよいか。予防接種はどうすればいいか。

けいれんをおこした時の熱が少し低いように思いますが、そのあとも熱があったことから熱性けいれんだったと思います。ただし、けいれんが左右不対称の時は、「てんかん」の可能性もあります。熱性けいれんをおこした場合、1回ぐらいだったら大丈夫ですが、2回、3回と繰り返すようでしたら、脳波をとることは必要ですし、抗けいれん剤も飲ませます。これはけいれんがなくなってから3年間飲ませます。そうすると脳波が正常になってきます。しかし、小さい時は脳波が正常でも「てんかん」ということがありますから、脳波だけでなく症状をより重視しなければなりません。今後の予防策としては、熱の上がりぎわに解熱剤を与えるようにしてください。 予防接種は抗体がついたかどうかが重要ですから、一番重篤な症状に陥りやすい破傷風に目標をしぼって抗体価を測ってもらってください。抗体がついていない場合は、破傷風だけでも受けておく必要があります。副作用はほとんどありません。

熱性けいれんは多くの子供が経験する疾患で、約15人に1人の割合で見られます。しかし、発症は必ず高い発熱を伴いますし、脳波検査でもてんかんに見られるような異常波を認めません。また、学童期を過ぎて発症することは稀です。

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