助産師が教える!!子育てママパパ情報ポケット

【第2回】赤ちゃんの「泣く」は周りへの大切なメッセージ

赤ちゃんの泣きは大切なメッセージ

育児の中で、多くの親が直面する大きな壁の一つが赤ちゃんの「泣き声」です。
特に入院中や生後間もない時期、何をしても泣き止まない我が子を前に、「自分が悪いのかな」「泣かせるのはいけないことだ」と自分を責めてしまった経験はありませんか?

今週の対談では、赤ちゃんの「泣く」という行為に隠された大切なメッセージについて深掘りします。

新生児期にまずチェックすべき「不快」のサインから、多くの親を悩ませる生後5〜6ヶ月頃からの「夜泣き」の正体まで、専門家の視点で解説。

「抱き癖がついたらどうしよう?」という不安への回答や、追い詰められそうな時の心の持ち方など、今まさに夜泣きやぐずり泣きと向き合っているママ・パパの心がふっと軽くなるアドバイスをお届けします。


MC:2児の母のラジオパーソナリティ 鈴木彩可さん。
ゲスト:助産師・浅野和代さん。

▼番組コーナーについてはこちらをご覧ください。
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※当内容はAIR-G'FM北海道にて「助産師が教える!!ママパパ情報ポケット」2026年1月16日放送分を記事化したものです。

▼収録音声データでもお聞きいただけます。

鈴木さん
【MC鈴木さん】
さあ、今月からスタートしましたこのコーナー。「ママ・パパの子育て、赤ちゃん育てのお困りごとをプロの方に相談!」ということで、スタジオには助産師の浅野和代さんにお越しいただいています。

浅野さん、今週もよろしくお願いします。
浅野助産師
【浅野助産師】
はい、よろしくお願いします!
鈴木さん
今週のテーマは、「赤ちゃんの『泣く』は周りへの大切なメッセージ」
……これ、私も長女の時は「なんで泣いてるんだろう」って、
泣き声を聞くだけで「また泣かせちゃった」って辛くなった記憶があります。
浅野助産師
そうですよね。

入院中も「泣き止まない」とナースコールがたくさん来ます。

結局、理由がわからないわけですよ。
そうすると、「泣かせる自分が悪い」「泣かせることはいけないことだ」と思い詰めちゃう方が多いんです。
鈴木さん
思っちゃうんですよ。
浅野助産師
母性がそうさせるので、そう思うこと自体は間違いではないんです。
でも、そこで自分を責めないでほしい。

赤ちゃんは「泣くこと」でしか訴えることができませんから。

まず新生児期であれば、泣いたら以下のことを確認してみてください。

【📌 新生児期にチェックすべきポイント】
・おむつが汚れていないか
・お腹が空いていないか
・暑すぎたり寒すぎたりしないか(赤ちゃんは「快」か「不快」しかありません)
・体温を測って熱はないか
・顔色が青っぽくないか(チアノーゼなど呼吸状態の確認)

で、あとは、泣き止まない時っていうのは大体「甘えたい」。
鈴木さん
ああー。
浅野助産師
もう全部やりました。おむつも見ました。授乳もしました。
でも泣き止まないっていう時には、やっぱり温もり(安心)って赤ちゃん欲しいわけですよ。


子宮の中で10ヶ月間ずっとあの包まれた環境で育ってますから。
こう包まれて、この温もりを感じたい、それだけで安心しますので。
なので、まずその新生児期に関して泣き止まない時の一つのポイントとして、包んで優しく抱っこしてあげるっていうのが良いかなと思いますね。
鈴木さん
なんとなく、その後もずっと抱っこしなきゃいけなくなったら困るなと思って。。。
浅野助産師
そうなんですよね。分かります。

皆さん「抱き癖」を……もう、すごーく気にされてます。
鈴木さん
そうなんですよ。
浅野助産師
でも、よくそういうママには「人間の生きてる一生の中で抱っこさしてもらえる時期っていうのは、もう多くて、多くて数ヶ月です」って伝えています。
鈴木さん
確かに!
浅野助産師
その間、いっぱいいっぱい愛情を注いでください。
鈴木さん
じゃあ、たくさん触れ合って抱っこして安心してもらって、ということですね。
浅野助産師
そうですね。ここまでが新生児期。

それが、ずっと続く赤ちゃんもいますけれども、基本的に赤ちゃんの「泣き」っていう部分でいくと二段階あるんじゃないかなっていう風に思います。

〈1段階:新生児期〉
新生児期からその数ヶ月間はその環境を整えてあげたりね、おむつ変えたりとか、そこら辺で解決できることが多いんですけど。

〈2段階:夜泣き期〉
本当にわけも分からず泣き続ける「夜泣き」っていうのが、5、6ヶ月ぐらいから始まるんですよ。
鈴木さん
あれは一体何なんでしょうか?
浅野助産師
私も実際経験として、
赤ちゃんが生まれたての時には育児自体に時間がかかるので、
自分が休める時間って少ないじゃないですか。
鈴木さん
うんうん
浅野助産師
で、起きてるのが少ないので、
またすぐに3時間おきの授乳になるので、すぐ泣いちゃったりする。
だから赤ちゃんって、ずっと泣いてるっていうイメージがあったんですけど。
それは大体、生後1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月でだんだんだんだん軽減していきます。

それが6ヶ月に入ってからそのわけの分からない「泣き」が始まって。
「え、6ヶ月で収まるんじゃなかったっけ?」って思ったんです。

まだ助産師でもなく知識もなかったので、長女の時には大変苦労しまして、母親からも「かんの虫」の強い子と言われていました。
鈴木さん
ほう
浅野助産師
赤ちゃんが夜泣きしてる時のママの心境からいくと、何が原因か分からないっていうところも含めて、ママも泣きたくなる状況になるじゃないですか。
鈴木さん
「やめてくれー!」みたいになります。
浅野助産師
そうですよね。
平常心ではないと思いますが、"ママもリラックスするっていう事"にちょっと意識してもらうのがいいのかなという風に思いますね。
鈴木さん
例えばどんな?
浅野助産師
ママが本当にもう「泣かないで」っていう気持ちが強く出ちゃうと思うんですけど、「泣いてもいいよ」って。
もういいよ。「泣きたい、泣きたいだけ泣いて」と。
「大丈夫だからね、ママいるからね」ってい伝えてあげるれる気持ちになる事が大切です。

また、いくつになっても抱きしめられると安心しますから、

ママもリラックスしつつ、赤ちゃんにもその安心してもらえるような環境作りっていうのが必要なのかなっていう風に思いますね。
鈴木さん
確かに。
今おっしゃったように、「なんで泣くんだろう?どうしてだろう?私が悪いのかな?で、こんなに夜中なのに、眠たい、やだ、早く寝て!」と思えば思うほど、
自分を追い詰めるから、
そうじゃなくて少しこうリラックスして「いいよ」とか「まあこういう日もあるよね」とかって思えると良いのかなって、思いますよね。
浅野助産師
5、6ヶ月であれば、自分で動き回っちゃう事もないので、まだ抱きしめてあげられる月齢でもありますから。
やっぱりそういう部分で自分も少し余裕を持って「泣かないで」じゃなくて「大丈夫だから」っていうことでその赤ちゃんを抱きしめてあげるっていうのが一番いいのかなという風に思いますね。
鈴木さん
私の場合、子どもも10歳になりまして振り返ってみると、
あの時って、「ずっとは続かなかったな。」ていうのをすごく感じますもんね。
浅野助産師
そうですね。

必ず終わりは来ます。

その時期、辛いと思うんですけれどもご自身も余裕が持てるように。
で、自分でハードル上げなくていいですから。
それで泣こうが自分の責任でもないし。
そういうタイミングがたまたまあっただけで、そんなに自分を責めたりとかはしないでほしいなという風に思います。
鈴木さん
はい。
今もこれを聞きながら「夜泣きがつらい……」と思っているお母さん方いるのかなと思うんですけど、何か少しでも参考になったらいいなという風に思います。
浅野さん、今週もありがとうございました!
浅野助産師
ありがとうございました。