助産師が教える!!子育てママパパ情報ポケット

【第3回】授乳や離乳食は量より愛情

赤ちゃんの泣きは大切なメッセージ

多くのママ・パパが直面する「授乳」と「離乳食」の悩み。

一生懸命準備したのに飲んでくれない、食べてくれない……と自分を責めていませんか?
助産師の浅野和代さんは、「大切なのは量よりも愛情と楽しさ」だと語ります。

母乳の仕組みや、離乳食期を「良い加減」に乗り切るための心の持ち方や、母乳を与えるママ自身の栄養の取り方など、育児が少し楽になるヒントをお届けします。


MC:2児の母のラジオパーソナリティ 鈴木彩可さん。
ゲスト:助産師・浅野和代さん。

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※当内容はAIR-G'FM北海道にて「助産師が教える!!ママパパ情報ポケット」2026年1月23日放送分を記事化したものです。

▼収録音声データでもお聞きいただけます。

鈴木さん
【MC鈴木さん】
今週のテーマは「授乳や離乳食は量より愛情」ですね。

まさに私は子育ての中で最も悩んだのが授乳と離乳食でした。

やっぱり悩み抱えている方も多いのかなと思うんですけど、まずその授乳が産んですぐ始まるじゃないですか。 で、あとうまくいかないみたいな。
浅野助産師
【浅野助産師】
いや、もうそれは普通ですから。
鈴木さん
そうですよね~
浅野助産師
イメージ的にはストローで吸うような、
なんかチュッチュッチュッと簡単に吸ってるイメージだったじゃないですか産む前は。
鈴木さん
そうですね
浅野助産師
それがやっぱり、口を開けた瞬間にこれぐらい深く入れてとか。

それが...抱くのもまだまだなのに、
授乳となると抱き方にしろ、
咥えさせ方にしろ、

本当いろいろ気を遣わないといけないので、そんなの最初からできませんから。
鈴木さん
びっくりしましたよ笑
浅野助産師
びっくりしますよね笑
鈴木さん
「こんなに!」とか...

あと、もうおっぱい自体もパンパンに張ってしまって、「私のおっぱいに岩があるのかな?」みたいな状態になったりもして分からないことだらけでした。
浅野助産師
それで吸ってくれない、あとは量が出ないと涙出てきちゃいますよね。
鈴木さん
なりました~
「全然飲んでくれない」とか「あれ、出てないの?」とか。
結構トラブルは多かった
です。
浅野助産師
それのおすすめは、
産む前からケアをしていただくのがちょっといいのかなーと思います。
鈴木さん
何もしてなかった私…笑
浅野助産師
なので、そこはさておき、

母乳に関して言えば、母乳って元々血液だったってご存じですか?

で、なぜあれが白いかっていうと、妊娠中にママが蓄えた脂肪が削ぎ落とされて、脂肪分たっぷり、それが赤ちゃんのエネルギー源になって成長する。

初乳っていうのは免疫力アップが一番の大事なポイントなんですけど、本当はそれを飲ませてあげればもう母乳育児の半分はメリットとして赤ちゃんにプレゼントできているんですよ。

だから「継続的にずっと吸わせてあげないといけない」とか「母乳は絶対だ!」っていう風に思わないでほしい。


やっぱり、がんじがらめになっちゃうと、母乳って吸ってはいるけど量が分からなかったり、本当に出てるのかも分からないし。
「本当にこれで大丈夫?」ってまたそこで悩みの種を増やしちゃうことになるので。
まあ、出るものは出ますから笑

ただ、そこで栄養不足になってしまうとママの方も疲弊してきてしまうので、
「しっかりママが母乳を出してるときには、ママも栄養しっかり取っていきましょう」ってお話はさせていただいてます。
鈴木さん
確かにそうですよね。出産でもう体もボロボロですから。
浅野助産師
出血もありますからね。

なので、なおかつ直後から母乳を出してると、結局母乳も血液ですから、1日たくさん飲むと、それこそ1ヶ月検診の時には1リットルぐらい。

母乳だけでやってる方は毎日1リットルの血液を流してるようなものですから。
カスカスになっちゃいますよ、ママの方。

なので、タンパク質をしっかり取る、あと鉄分もしっかり取る。

でも、そのタンパク質であったり鉄分の吸収を良くするには他のビタミンが必要であったりとかっていうことになるので、やっぱりその栄養のバランスの良さっていうのは大事になってくるかなと思います。

ただ、育児に翻弄されてるときに、そんなバランスの良い食事って作れないじゃないですか。
鈴木さん
そうなんです、そう思いました今!
浅野助産師
おすすめは具沢山味噌汁ですね。

豚汁なんかであればお肉も入ってるし、根菜っていうのは血液サラサラにしますから、
母乳の出も良くしてくれます
ので。
私なんかも大きな鍋に大量に作って、もう毎日毎回それになっちゃいますけど、
それだけで頑張ってましたね。
鈴木さん
いいと思います。

とにかく大量に一回ドーンと作って、あとは温めるだけみたいにしておくと確かに楽だなーって。


その授乳期を超えるとですよ、次は離乳食が始まるんです。
浅野助産師
離乳食ですね。

私も離乳食では何回か泣きました。
せっかく心を込めて作った離乳食、一匙から始めるじゃないですか。
で、一匙食べるところまではいいですよ。

まだその時期ってムラもあるので、一匙も食べない時だってあるわけですよ。プイッと。

「昨日までこれ食べてたのに、なんで今日食べない?」っていう落胆。
鈴木さん
まさに。
浅野助産師
「こんなに一生懸命作ったのに食べてくれない。
何か私、ママ悪いことしてる?」
みたいな罪悪感になっちゃうんですよ。
鈴木さん
なりましたし、私の時は見なきゃいいのにSNSで「#離乳食」とかで調べて、
それがもうホテルのランチの離乳食みたいなくらいに綺麗に作ってるお母さんなんかがいると
「私ってダメだなぁ」って思ったりして結構へこむってこともありました。
浅野助産師
そもそもですけども、料理が得意・不得意もあるじゃないですか。

そういうのができる人とできない人もいるし、そんなの関係ないですよ。

本当にその子が、変な話2人目・3人目になると離乳食も作らないうちに知らない間に普通の食事を食べていたっていうケースもありますから、それぐらいでいいと思います。
鈴木さん
気にしすぎないでね。
浅野助産師
日本のママたちって頑張りすぎな所があるので、結構、完璧主義なんですよ。
だから、その完璧な離乳食をインスタとかで見ちゃうと「こうじゃなきゃダメだ!!」これから外れていると「ダメなママだ!!」って

そんな苦しい事止めてください。
鈴木さん
そうしましょう!!やめよう!!
浅野助産師
本当に、
食べる時が来たら食べますから。
鈴木さん
はい!!
浅野助産師
ただ、、、

離乳食が始まる頃と生まれたての時の栄養源っていうのはちょっと変わってきます。
まず動き出すようになるので、エネルギー源としてもある程度のものは必要になってくるので。

私なんかはフォローアップミルクで最低限飲ませて、そこは確保する。
あとは欲しい時に欲しいだけ、自分が食べれるものだけ食べさせてあげるっていう感じですかね。
それで十分だと思います。

「よい加減」=「いい加減」でいいんですよ。
それぐらいの気持ちで。

ただ、食事っていうのは一生食べるってことは続くことなので、どちらかというと「楽しい食事」。
鈴木さん
確かに!
浅野助産師
ママが離乳食を子どもが食べないからって悲しい食事になるんじゃなくて、

「あ、食べないならまあいいよいいよ」って感じで楽しい雰囲気で離乳食も続けてもらったら、食べることは好きになっていくんじゃないかなっていう風に思います。
鈴木さん
もうとにかく考えすぎとか「ここまでやらなきゃ」っていう風に思い詰めずに。
「いつか食べますから」っていう気持ちで、今悩んでる方、ぜひ今の言葉をちょっと耳に、頭に入れて食事楽しんでいただければなという風に思います。

浅野さん、今週もありがとうございました。
浅野助産師
ありがとうございました!!